天龍源一郎

昨日は天龍源一郎の引退試合だった

天龍を見るのは15年ぶりぐらいだろうか・・・


IWGP王者のオカダにどれぐらいのファイトをしてくれるのか楽しみにしていた


ただ、入場してきてリングインする天龍の姿を見て、その期待はことごとく裏切られた

立つのもやっとのほど弱っていた

そういえば天龍も65歳・・・


往年の天龍からするとあまりにもブザマな試合


もともと天龍は鶴田に次ぐ全日本正規軍の三番手扱いだった(トップは馬場)

長州・谷津のニュージャパンプロレスを迎え撃つときは、

天龍がやりくるめられ、正規軍としては物足りなさがあった


天龍の才能が開花したのは、正規軍から離れ、

阿修羅原と龍原砲を組んだあたりからだと思う


正規軍ではもの足りなかったのに、反正規軍になったとたん、

水を得た魚のようになった


もともと兄貴分だった鶴田との勝負では、鶴田が劣勢に回るほどだった


天龍のプロレスは一言でいうと、武骨な反骨心

痛みや怒りを面にはださず、重い技に感情を込めた・・・


強い敵であればあるほど、反骨心をむき出しにして戦った


引退試合には、時のチャンピオンオカダを指名した

65歳で勝てるわけがない・・・


老体から繰り出し一つ一つの技が「昭和プロレスをなめんな!!」という最後の反骨心

だったと思う・・・