天龍源一郎

昨日は天龍源一郎の引退試合だった

天龍を見るのは15年ぶりぐらいだろうか・・・


IWGP王者のオカダにどれぐらいのファイトをしてくれるのか楽しみにしていた


ただ、入場してきてリングインする天龍の姿を見て、その期待はことごとく裏切られた

立つのもやっとのほど弱っていた

そういえば天龍も65歳・・・


往年の天龍からするとあまりにもブザマな試合


もともと天龍は鶴田に次ぐ全日本正規軍の三番手扱いだった(トップは馬場)

長州・谷津のニュージャパンプロレスを迎え撃つときは、

天龍がやりくるめられ、正規軍としては物足りなさがあった


天龍の才能が開花したのは、正規軍から離れ、

阿修羅原と龍原砲を組んだあたりからだと思う


正規軍ではもの足りなかったのに、反正規軍になったとたん、

水を得た魚のようになった


もともと兄貴分だった鶴田との勝負では、鶴田が劣勢に回るほどだった


天龍のプロレスは一言でいうと、武骨な反骨心

痛みや怒りを面にはださず、重い技に感情を込めた・・・


強い敵であればあるほど、反骨心をむき出しにして戦った


引退試合には、時のチャンピオンオカダを指名した

65歳で勝てるわけがない・・・


老体から繰り出し一つ一つの技が「昭和プロレスをなめんな!!」という最後の反骨心

だったと思う・・・


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由伸監督

巨人の新監督に高橋由伸が就任した

由伸は同じ世代で、早慶戦は毎回行ったので、人一倍思い入れがある


早稲田にも同学年に矢口という高橋と比較されるスラッガーがいた

矢口もドラフトにかかってもおかしくはなかったが、

ファーストとレフトしか守れない守備力がネックになり、プロ入りは叶わなかった


高橋のスター性は大学時代も群を抜いていた

ライト前のヒットでファーストで刺そうとしたり

ライトから守備変更でピッチャーになり、150km近い球を投げたり・・・


忘れもしないのが、慶応が優勝がかかった試合でのサヨナラ満塁ホームラン


選手ではケガをしたりで、本人の実力からすれば十二分な力は発揮できなかったが、

監督として巨人打線をテコ入れして欲しい

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信じる力

今年ほどアマチュア野球を見た年はなかった・・・

清宮幸太郎の存在が元来の野球好きを思い出させてくれた


亡くなったオヤジが大の野球好きだった

自らはソフトボールをやり、高校野球のシーズンは朝の高校野球から始まって、

夜のプロ野球までずっとテレビで野球が流れていた・・・


プロ野球が終わると、ラジオを風呂場に持ち込んで、

ラジオを聴きながら湯船につかるほどの野球好きだった・・・


実は、自分が小学校のころ、ソフトボールをやっていて、

その時の監督もオヤジだった


今だから、普通に話せるネタだが、ずっとずっと嫌な思い出ではあった・・・


オヤジが生きていたと思うと、プロ野球や将来性のある選手を見続けるのが、

自分の宿命のように思えてきた


オヤジが生きていたら、清宮を生で見たいと、球場に足を運んだだろう、

と想像すると、足は自然と球場に向くようになった・・・


アマチュア野球を見る中で感動した試合が2試合


早稲田大学対流通経済大学の全日本選手権の決勝戦と、

早稲田実業対東海大菅生夏の高校野球の決勝


早稲田大学は8回ぐらいまで流通経済大学の生田目を打ち崩せなかった

あたりは良いもののなかなかヒットにはつながらず、

2-0で負けていた


8回の2アウト満塁から平凡なファーストゴロがイレギュラーして逆転

流通経済大学に勝って日本一になった


早稲田実業は5点ビハインドで菅生の勝俣を打ち崩せないでいた・・・

こちらも8回だろうか。

打者が一巡以上して試合をひっくり返した

逆転するのを肌で感じるほど、早稲田実業に流れがあった


両チームの逆転劇にいえることは試合は終了のサイレンが鳴るまで分からない

特に野球は9回2アウトからともいわれる


両チームともあきらめる気持ちは微塵もなかった・・・

あきらめない力、信じる力が結果に結びついたいい試合だった。

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スクールウォーズ

自分の中で印象に残っているを通り越して、人生の礎になっているドラマがある

山下慎司主演のスクールウォーズ


元ラグビー全日本代表の山下演じる滝沢監督が大阪の荒れ果てた高校に赴任をし、

たった三年間で日本一になるという実話に基づいたドラマである・・・


赴任後初めての練習試合で相手の高校に109対0で負けてしまう

滝沢監督は試合の結果にも腹が立っていたが、一番腹が立ったのは、

試合後汗一つかかないで悠々と引き上げてくる選手たちに対してである


お前ら悔しくないのか~!!

見かけも背格好も同じ高校生に109対0で負けて悔しくないのか~!!!


滝沢の怒号


悔しいです!と泣き崩れる一人の選手

次々と選手たちが泣き崩れる


これが7年後の花園での優勝の第一歩になる


たまに思う


すごい社長さん

経営者の方

自信満々な人


自分がとてもとてもちっぽけに思えてくる


ただ、やはり根底には「悔しい」という思いはある

なにくそ~、ふざけるな、今に見てろ、

という反骨心は持ち続けている・・・


たまに、弱気な自分に強気な自分が言いかけてくる


お前、悔しくないのか!?と



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